29 前額の筋肉を緩めると頭頂筋や後頭部の筋肉まで緩んでくる
「28 目の周りの筋肉疲労が原因で疲れ目、瞼が重い場合は前額にある筋肉を緩める」では、前額、眉間のところを見ました。
今回は、前額部と眉間の部分を緩めることで、目のほうが緩んでくるだけでなく、頭頂部、後頭部のほうまで緩んでくることを見ます。
今回は、頭頂部、後頭部を見ます。
頭の筋肉は、案外、凝っていることが多いです。
頭蓋骨の上にのっているコリは、骨と間違うほどに硬くなっていることも多いです
頭頂部のあたりを触ってみると、デコボコしていたりすることは、多く見られます。
後頭部などにはブツブツと、凝った筋肉が見られたりもします。
そういうコリを一つひとつ緩めていきます。
図29
施術者は、頭のデコボコした筋肉を触って、どこがコリでどこがコリでないのか、見分けていきます。
手で触っている硬さは、筋肉が硬くなったコリなのか、それとも骨の硬さを触っているのかを見分けていくのです。
コリなら、軟らかくなっていきます。
コリが骨と間違うほど硬くなっていることは、よく見られます。
いちばん簡単な見分け方は、骨の形を知って、見分ければよいと思います。
骨の形は、解剖学の本など見れば、知ることができます。
頭の筋肉が凝ったデコボコしたところの、グリッとした、浅く盛り上がったような部分を緩めます。
こういうコリが緩んでいくのに必要な圧を加えて、見つけては、緩めていきます。