慢性筋肉疲労に関する考察

[触手療法研究会]福増一切照先生が考案して開発した触手療法について考えるブログです

32-4 О脚 大転子から腸骨稜のあいだに張る筋を見る

 歩くごとに体が左右に振られるぐらいきついО脚だった患者さんが、施術により、脚が随分とすっきり伸びて、О脚が改善されたときに取った考え方です。

О脚の患者さんの一例として、どこの筋肉が縮んでいる形になっているかをまず観察します。

 

中殿筋や小殿筋、大殿筋も見る

前回は、脚の内側が縮んでいることを見ました。

今回は、大転子から腸骨稜のあいだに張る筋を見ます。

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慢性筋肉疲労に関する考察 参考として図32-4

大転子から腸骨稜のあいだに張る筋は、というと、大雑把にとらえますが、中殿筋と小殿筋を見ます。

それと大殿筋も見ます。

 

これらの筋肉は、正確に大転子と腸骨稜のあいだに張っているわけではありませんが、これらの筋が慢性に疲労していると、たいへんに固くなって縮んでいます。

 

これらの筋が縮むと、大腿骨の大転子はわずかですが、後ろ上へ引っ張られることになります。