慢性筋肉疲労に関する考察

[触手療法研究会]福増一切照先生が考案して開発した触手療法について考えるブログです

27 肩峰と鎖骨と肩甲棘のところにある凝りについて

肩のあたりに不調があるときには、肩峰のところにも強い凝りがあることが多いと思います。

下の図27は、肩甲骨の肩峰のところにある凝りについて示した図です。

 

図27 肩峰と鎖骨と肩甲棘のところの凝りについて

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慢性筋肉疲労に関する考察 参考として図27

 

上図27-2で、肩峰から鎖骨にかけて、凝りがよく見られるところを塗りつぶして示しました。

 

肩甲骨と鎖骨の、塗りつぶしたところにある凝りを見付けたら触って緩めます。

肩が凝っている人の、鎖骨から肩峰、肩甲棘に囲まれたところは硬い凝りに埋まってしまって、筋肉なのか骨なのかの区別がつかないようになっていて、筋肉を骨だと間違うほどの硬さになっていることが多いです。

筋肉の骨化です。

これを緩めるには、図27-2と、図27-3で塗りつぶしたところを緩めると、緩んでくる場合が多いです。

 

コツみたいなことは、肩甲骨の形を解剖学の本などで知って、触っているのが筋肉の骨化したところなのか、それとも、骨なのかを見極めていくことが必要です。

 

筋肉が骨化したところは、弱いけれど安定した圧を加えてそのまま、二、三秒まっていると、だんだんと、筋肉の骨化は緩んできて本来の肩甲骨の形が分かるようになってきます。

肩甲骨の形が出てきたら、やっぱり筋肉の骨化だった、と思えばよいです。

骨化したところを緩めるときの圧の強弱の加減は、痛くないぐらいでしょうか。

痛いと強すぎます。

独特の気持ちのよさがありますので、目安になるかと思います。