慢性筋肉疲労に関する考察

[触手療法研究会]福増一切照先生が考案して開発した触手療法について考えるブログです

19 親指の付け根のところを緩める

「親指の付け根のところを緩める」について

母指内転筋がつくところを緩めると、

手部全体が凄く緩んでくるようです。

f:id:suzume1000:20190803133258j:plain

慢性筋肉疲労に関する考察 参考として図17

ここで説明したいのは、

図で見れば、この箇所は母指にある種子骨の、

示指(第2指)側の種子骨を含んでいるあたりです。

種子骨のところから、

関節に付着した母指内転筋が、

中指に向かって広がっていくところで、

母指の関節(MP関節)にごく近いところです。

 

f:id:suzume1000:20191014114213j:plain

慢性筋肉疲労に関する考察 参考として図17-3,4

この筋を緩めるつもりで、

この中手指節関節(母指のMP関節)のところに、

上図17-3,4では、左手母指の外側のがわから骨に沿うように

指を軟らかく当てるようにして、

押すような力を含まない触り方で、コリを触って緩めます。

このとき、示指と中指をつかって緩めようとしていますので、

緩めようとする個所の、後ろ側、裏側にあたるところに

右手の母指を当てて、施術します。

 

母指内転筋が緩んでくると、

母指と示指のあいだが伸びて、距離が出てきます。

 

その母指の中手指節関節(MP関節)のところを、まず緩めると、

手が凄く緩んできます。

それに、この部分が緩むと、肩のあたりまで緩んでくることもあります。

 

母指に母指内転筋が着くところを緩めようとするには、

その部分を含む親指の中手骨のあたりをまず、ぜんぶ緩めていきます。

そのあとで、親指に母指内転筋が着くところを緩めていくと、

母指内転筋が緩んできやすくなっています。

すると、手部全体が凄く緩んでくるという風になってきます。

そんなふうな、筋肉が緩んできやすい順番があるように思います。