32-1 О脚を改善することについての考え方
歩くごとに体が左右に振られるぐらいきついО脚だった患者さんが、施術により、脚が随分とすっきり伸びて、О脚が改善されたときに取った考え方です。
О脚の患者さんの一例として、どこの筋肉が縮んでいる形になっているかをまず観察します。
О脚は膝関節をはさんで脚の内側が縮んでいる
本来は伸びていたがО脚の形になるのは、膝関節の内側の部分が短縮していると考えます。
また、膝関節の外側の部分が伸ばされている形になっています。
見ていく箇所は、坐骨から膝関節を越えて脛骨につく筋を見ます。
ここでは、筋肉一つについてではなく、膝関節の内側が凹の形になるのは、どの筋が短縮しているのかを考えます。
いきなりО脚は…といっても、О脚って、どんな風になっているのかをО脚になっている人の特徴的な姿勢を観察して、その下肢の形全体を見て、その特徴がわかっていくと、理解しやすくなっていくと思います。
脚のことではありませんが、О脚になっている人は、腰や背中に特徴のある姿勢になっています。
全体に、多かれ少なかれ前かがみになっています。
はじめはまず、その形や特徴を観察します。