慢性筋肉疲労に関する考察

[触手療法研究会]福増一切照先生が考案して開発した触手療法について考えるブログです

32-3 О脚 大腿部で最も大きな力がかかるのは内側部分の筋

 歩くごとに体が左右に振られるぐらいきついО脚だった患者さんが、施術により、脚が随分とすっきり伸びて、О脚が改善されたときに取った考え方です。

О脚の患者さんの一例として、どこの筋肉が縮んでいる形になっているかをまず観察します。

 

大腿の内側にある筋肉を見る

前回は、足首が外反していることを見ました。

今回は、脚の内側が縮んでいることを見ます。

f:id:suzume1000:20220223191313j:plain

慢性筋肉疲労に関する考察 参考として図32-3

大腿の内側にある筋肉を見ます。

大腿部で最も大きな力がかかる場所は、大腿の内側の部分です。

次に大きな力がかかるのは、大腿の後側です。

そして、最も大きな力が集中するのは、恥骨のところです。

恥骨のところというのは、大腿骨の骨頭が嵌まる骨盤の前がわで、強靭な腹直筋がつくところです。

 

 

大腿部にある筋肉は、恥骨、坐骨や、股関節の関節包の部分などから膝関節を越えて下腿の骨につく筋が多いです。

ここでは、下肢の内側で、坐骨から脛骨の膝関節を越えたあたりまでを見ます。

大腿の内側から後側にある辺りの筋肉です。

 

足関節が外反した姿勢で歩くと、坐骨から脛骨内側につく筋肉に無理がかかります。

疲労が深くなってくると、この部分の筋肉が疲労して短縮してきます。

 

足関節が内反してくるのにも長い期間がかかって内反してくるのですが、同時に、坐骨から脛骨内側へつく筋肉も疲労していきます。